2011年3月
第一種接近遭遇
街で突然背後から声をかけられた。
振り向くとあきらかに異人さんである。しかも二人組。
ヤバイ!どうしよう。
(とっさの私のリアクションはよくある日本人のおじさんのそれであった。ああ情けない…とほほ。)
ところが「あれ!?言ってることがわかる」。
あまりに流ちょうな日本語に唖然。
なのにこっちのセリフはなぜか英語なまりの変な日本語。
これもまた敗戦国の血なのか。
「ワタシハ トーキョー ノ FilmCamera ノ シャシン ヲ トリアルイテイマス。」
「Oh、RolleiFlex!イイCameraデスネ。シャシントラセテクダサイ。」
どっかで見たことのある人だったが、思い出せない。
名刺をもらってハッとした。
John Sypalさん!
というわけで、私のRollei MXの写真が
彼のサイト「TokyoCameraStyle」にアップされてます。
その声に耳を傾けよ
「傷に薬をつけて包帯を巻くのは簡単だけど
心に包帯を巻くのは難しい。」
「笑顔の薬、少しでも傷が癒せるといいけど・・・」
医療チームの一員として、被災地に飛んだ看護師さんのブログの結びにあった言葉です。
私たちに何ができるかを本当に考えさせられました。
ぜひみなさんもお読みください。
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50mmを使いこなしていたらの話
高校のときに買ってもらった初めての自分の一眼レフについていたレンズは50mmF1.8。
そのうち28mmF2.8を手に入れてしばらくそれがメインレンズになっていました。
なんとなく50mmというレンズをもてあましていたんでしょうね。
今思うとなんてもったいないことをしていたのかと思います。
開放近くでボケを楽しむなんてことは高校のときは考えもしなかったですからね。
ボケといえば望遠だと思いこんでいたおバカな高校時代。
ああ、もったいないことをしました。
ま、もちろんそのころ追ってた被写体は28mmか200mmのどちらかでまかなえちゃってたのですが…。
あのころ50mmをちゃんと使いこなせていたら、たぶん人生が大きく変わっていたと思います。いや、ホント。
Begin!武銀展
明日から4月28日まで、さいたま市の武蔵野銀行本店営業部ロビーで写真展「魅せられて」を開かせていただくことになりました。
今回は先日卒業した3年生が中心となって取り組んだ大衆演劇の舞台裏を撮った作品です。
高校生の写真としてはちょっと渋い過ぎるかもしれませんが、
逆に言えば、時間をかけて撮りこむと高校生だってこれぐらい撮れるということでもあります。
校外展が中止になってしまった彼女たちの卒業記念展。
カメラ女子が本気で撮った渾身の作品をどうぞごらんください。
(ちょっとおおげさだったかな)
《参考データ》
武蔵野銀行本店営業部は、
JR大宮駅西口を出て直進、徒歩6分の国道17号線沿いです。
今日は閉店後の銀行へ展示作業に出かけてきました。
閉店後の行内はさすがに節電モード。
「レイアウトもみんなで考えました。」(展示特殊部隊ハルンジャーより)
左からオレンジ、ピンク、レッドのみなさん。
校外展の中止
苦渋の選択でしたが、今回の校外展の開催を中止することにしました。
今回の震災の影響を受けて、当分の間、会場も17:00でクローズすることになり、計画停電も行われたりして十分な公開時間が確保できないこと、また、それに伴って鉄道の運行が制限されたり、いまだに余震が続いているような今の状況下では、安心してお客様にご来場いただける条件が整わないと判断したからです。この写真展を楽しみにしてくれていた多くのみなさんには大変なご迷惑をおかけし申し訳ありません。
3月11日の地震以来、部員たちは懸命に準備をしてきましたが、13日午後から自宅待機との指示を受けて現在に至っています。高校生活の最後の花道としてクラブみんなで3年生を送り出そうという意味も込めた写真展であり、なんとしても開きたかったのですが、それがかなわず本当に悔しくてなりません。
本当に天を恨みます。
無事でよかった!!!
東日本大震災から3日。
2009年の写真甲子園で一緒だった宮城県柴田農林高校の山下先生の安否がずっと気になっていました。
仙台空港が近いと聞いていたので、あの付近の映像を見てゾッとしてしまいました。
たまらずかけた電話はつながらないし、メールも返ってこないし…。
TVからは悲惨な状況が時とともに深刻さを増して流れてくるし…。
でも今日メールをいただき、無事でいらっしゃることが判明!(ご自宅も)
思わず泣きそうになりましたが、とにかくよかったです。
追い打ち
今日、部員たちは臨時休校に伴い自宅待機。
たぶん新学年に向けて勉強をはじめていることでしょう。
まさかゲームコントローラー握って…なんてことはないでしょうね(笑)。
顧問は通常通り出勤して、校内の点検。
そして…。
【業務連絡】
お嬢、シモザワ、タナカ→ラシャ張っておきましたよ\(;゚∇゚)/。
Goo→四枚組プリントアウト完了(o^-^o)。
シカ→単写真一枚と、あと…
どうなるかわからないような海外ものを何枚かプリントしておきましたぜ┐(´д`)┌ヤレヤレ。
以上、業務連絡終了。
↑
ま、顧問がこんなときもこんなことをやってるわけだから、
まさかゲームコントローラー握って…(゚Д゚)ハァ?なんてことはないと思うわけですよ。
・
ところが、そんな顧問を失望させる驚愕の新事実が発覚!
さすがの安西先生(@スラムダンク)も考え込んでしまうようなピンチが
次々と南風堂を襲う。
校外展は果たしてできるのか?
なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ。
〈つづく〉
それでも写真展は待ってくれない
昨日はJRをはじめとする交通機関の運行が不安定なことや余震が続いている状態からやむなく学校での活動を見送ることにしました。
前日の地震で頼みのプリンターが故障し、修理を待てないため急遽、準備することになりましたが、大宮のビックカメラには在庫がなく、池袋まで脚を伸ばす羽目になり、あまりの不運の連続にゲンナリしてしまいました。
明けて今日はみんな朝から必死の形相。
そりゃそうです。準備のためにあてにしていた金曜と土曜の1日半の時間が飛んでしまったわけですから…。
今日1日で何が何でもその遅れを取り戻さねば…という意気込みがひしひしと伝わってきました。
しかし、あの落下したボードや作品の撤去作業に結局2時間を費やしてしまい、初っぱなからロス。
どうにかパネル作りも軌道に乗って、なんとなくメドがついたかな?と思った矢先、またもやアクシデント発生!
校内で活動していたクラブ顧問に緊急招集がかかり、学校側から15日までの臨時休校が発表されました。そればかりか、今すぐ帰宅するように指示が出て、南風堂一同パニック!
3日以内にM7.0以上の地震が発生する確率が高いことを気象庁が発表したからです。
本当にツイてない南風堂写真館の面々。
それでも写真展は待ってくれない。どうなる校外展!
でも負けないよ!これくらいの経験はむしろ彼らを強くするでしょうから。
「オレたちは強い。」(by赤木剛憲とチーム湘北@スラムダンク)と言わせたいですね。
やっぱりここは慌てずどっしりと安西先生(@スラムダンク)でまいりましょう。
「私だけかね?まだできると思っているのは……。
あきらめる?あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
とりあえず「地震のバカヤロー!!」
地震の日の写真部
11日は、期末試験の最終日。
試験が終わって「さぁ、校外展の準備だ!」とはりきって
パネル作りに取り組みはじめたとたん、激しい揺れ。
机の下に潜って揺れがおさまったところでグラウンドに避難。
冷たい風が吹く中、約1時間、他のクラブの生徒たちと
外で成りゆきを見ていました。
その間何度か大きい揺れを感じ、
校舎が揺れるのを見て、恐怖をつのらせていた部員たち。
しばらくして、体育館の安全が確認され、移動。
体育館には一時400名を超える生徒が避難していましたが、
まず自力で帰ることのできる生徒から下校。
その時にはもう携帯はなかなかつながらない状態。
家族と連絡がついても迎えに来られない家庭もあったり、
渋滞で時間がかかったりで、
夜中まで何人もの生徒が体育館をあとにできない状況となり、
結局、学校に宿泊した生徒が何人も出てしまいました。
私は写真部員の中で最後まで残り、宿泊を考えていた2名の生徒を送り届けることになりましたが、
真夜中だというのに依然、周辺道路は大混雑。
そんな中、彼らを自宅に送り届けた時には日付が変わっていました。
写真部では階段横に積んであった展示用パネルや作品が落下して、階段をふさいでしまいました。〔携帯電話で撮影〕
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